○議長(
井上直樹君) 次に、
森下佐知子君。--15番。 〔15番
森下佐知子君登壇〕(拍手)
◆15番(
森下佐知子君) 今議会に提出されました、大学などの一律学費半額と
高等教育機関への支援を求める意見書の提出を求める請願について、賛成の立場から討論します。 この請願は、政府に一律の学費半額化を求めることと、コロナ対策として大学などへの予算措置を求める意見書を国に上げてほしいという内容です。
コロナ禍において、
保護者の収入が減り、多くの大学や専門学校で授業が
オンライン化されるなど、学生生活に大きな影響が出てきているだけでなく、学生のアルバイト、
保護者の収入、学生ローンなどを組み合わせ、今でも何とか通う学生が多いのは、学費そのものが高いからです。日本は、学費は受益者負担という考え方であり、教育予算への公費支出の対GDP比はOECD加盟国最下位ということから見ても、高等教育無償化を進める必要があり、今回の請願はその第一歩となると考えます。 対面授業の自粛、学校施設利用の自粛に伴う勉学や生活への新たな負担や支障など、
コロナ禍における学生の実態に目を向け、必要な対策を講じることと学費減額への願いに応えるのは、国の責任ではないでしょうか。 最後に、この請願は、大学生が自ら行動し、議会へと要求を上げたものです。若者の行動は未来への希望です。学費への考え方は様々あるとは思いますが、若者の切実な思い、そして、勇気を出して行動したことに対して、私たちが支え、後押ししようではありませんか。 何とぞこの請願への皆様の御賛同をお願いし、賛成討論といたします。(拍手)
○議長(
井上直樹君) 次に、薮浩昭君。--20番。 〔20番薮 浩昭君登壇〕(拍手)
◆20番(薮浩昭君) 公明党市議団を代表しまして、請願第4号に反対の立場から討論いたします。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、多くの学生が家計の急変やアルバイト収入の減少など、経済的な影響を受けているのは事実です。 これに対し、政府は、学生への経済的支援策として学生支援緊急給付金や緊急特別無利子貸与型奨学金、また、緊急授業料等の減免や高等教育修学支援新制度など、多様な施策で学生への緊急支援を既に実施しています。 さらに、今年の4月から高等教育の無償化が始まりました。この制度は、住民税非課税世帯の学生を対象に返済不要な給付型奨学金の支給や授業料、入学金の減免など、大幅に拡充されたものであり、51万人が対象となります。 ある実態調査では、所得が低い家庭ほど進学率が低いということも明らかになりました。家庭の経済力が乏しいため、大学を諦めるようなことがないようにするのが、高等教育無償化の大きな目的であります。 公明党は、この高等教育の無償化の効果を検証しつつ、さらに拡充させる立場であるため、一律学費半額については賛同することはできません。 以上、反対討論といたします。(拍手)
○議長(
井上直樹君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 討論を終結します。 日程第2及び日程第3の11件を採決します。 まず、議案第1号から同第4号まで、同第7号の5件を一括して採決します。 この5件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。 この5件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
井上直樹君) 起立多数。 よって、この5件は、いずれも各委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、議案第5号、同第6号、同第8号から同第10号までの5件を一括して採決します。 この5件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。 この5件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
井上直樹君) 起立全員。 よって、この5件は、いずれも各委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、請願第4号を採決します。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
井上直樹君) 起立多数。 よって、本件は、委員長の報告のとおり不採択と決しました。
---------------
△日程第4 議案第14号 令和2
年度和歌山市
一般会計補正予算(第9号)
△日程第5 議案第15号 和歌山市
動物愛護管理基金条例の制定について
○議長(
井上直樹君) 次に、日程第4、議案第14号、令和2
年度和歌山市
一般会計補正予算(第9号)、日程第5、議案第15号、和歌山市
動物愛護管理基金条例の制定についての2件を一括議題とします。 当局から提案理由の説明を求めます。--川嶋財政局長。 〔財政局長川嶋正起君登壇〕
◎財政局長(川嶋正起君) 議案第14号及び議案第15号について、一括して御説明申し上げます。 議案書(その4)をお願いいたします。 1ページをお開き願います。 議案第14号は、令和2
年度和歌山市
一般会計補正予算(第9号)で、歳入歳出それぞれ1,544万円を追加し、予算総額を1,971億7,656万4,000円とするものでございます。 以下、その内容につきまして御説明いたします。 2ページをお開き願います。 歳入の部で、繰入金1,544万円を
増額補正するものでございます。 次に、歳出の部でございます。 第4款衛生費、第1項保健衛生費1,544万円の補正は、動物愛護管理基金積立金で、
ガバメントクラウドファンディングの令和2年度末残額見込みの1,372万9,143円に加え、令和2年度に活用予定の額を基金に積み立てるものでございます。 3ページをお願いいたします。 議案第15号、和歌山市
動物愛護管理基金条例の制定については、動物愛護管理センターにおいて保護された犬及び猫の殺処分ゼロを目指し、人と動物が共に幸せに暮らせる社会の実現に資するため、基金を設置するものでございます。 以上でございます。
○議長(
井上直樹君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 しばらく休憩します。 午後1時50分休憩
--------------- 午後2時35分再開
○議長(
井上直樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第4及び日程第5の議事を継続します。 これより、ただいま議題となっている議案2件の質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、発言を許します。
浜田真輔君。--4番。 〔4番
浜田真輔君登壇〕(拍手)
◆4番(
浜田真輔君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、今日、提出された議案第14号及び第15号についてお伺いをさせていただきたいと思います。 私もよく失敗をします。過ちも犯します。人間どなたも失敗や過ちを繰り返して、それを悔い改め前へ進んでいく、当然のことだと思います。悪意があって、また、よこしまな考えがあって起こした失敗は、それは犯罪だと思います。しかし、真面目に頑張ってこられて、そして、ある意味の善意で一生懸命やっていく中で、思い違いをし、勘違いをし、それが結果、過ち、失敗につながることもあろうと思います。多くの事象において、そういうことが見受けられることもございます。 今回、和歌山市の行政にとって不手際が大きな誤解を招き、そして、和歌山市の失態につながった、これは否めない事実かもしれません。そして、多くの批判、非難をいただきました。 私が聞き及ぶところによりますと、この市役所内の電話もたくさん鳴って、その対応に追われた。その中には、心ない面白半分の中傷もたくさんあります。しかし、一方で、動物愛護に真剣に向き合っている方々の真摯な批判、非難というのもあったはずです。当然、和歌山市としてはそのことに十分反省をし、その批判や非難に謙虚に耳を傾けなければなりません。 そして、肝腎なことは、失態に対して謝罪するのは当然のことであります。しかし、継続性のある和歌山市の行政にとって、真価が問われるのはその後であり、今後であります。失われた信用、信頼といったものがあるとするならば、取り返すのは、今後の行動や姿勢にかかっていると私は思います。 こんな言葉がございます。「過ちて改めざる是を過ちと謂う」、私はこれも好きな言葉でありますけれども、その気持ちで今後、当たっていかなければなりません。
ガバメントクラウドファンディングにより寄附をいただいた方々をはじめ、動物愛護を真剣に考えてくださる方々の信頼の回復は容易ではないと思いますが、今、申し上げたような市行政がその気持ちを大切にし、取り組む姿勢がなければ、今回の議案は無になるのだろうなと私は思っております。 今回創設する動物愛護管理基金を活用して、動物愛護施策に今後どう取り組んでいくのか、市長に改めてお伺いをさせていただきます。 以上であります。(拍手)
○議長(
井上直樹君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕
◎市長(尾花正啓君) 4番浜田議員の質疑にお答えします。 議案第14号及び議案第15号について、今回創設する動物愛護管理基金を活用して、今後の動物愛護施策にどう取り組んでいくか決意を述べられたいとの御質疑でございます。 令和元年度に動物愛護管理センターが整備されるまでは、犬舎しかなく、保護された犬、猫にとっては非常に劣悪な環境でした。私自身も何とかしなくてはと、議会の皆様との共通の思いで、動物愛護管理センターの建設を計画し、やっと昨年完成したときは大変うれしく思いました。また、職員からの提案があった
ガバメントクラウドファンディングには、全国から予想を超える多くの思いの籠もった御寄附もいただき、殺処分ゼロに向けてスタートを切ることになりました。 センター完成前には、人なれしていない、あるいは攻撃性がある等の理由で殺処分に至っていた犬や猫が多数ありました。現在では、環境も整い、また、譲渡ボランティアの協力も得て、譲渡が進んでおり、犬につきましては、今年度、殺処分ゼロを維持しており、猫の殺処分数も減少しているところです。 しかし、今議会の委員会で、あり得ないような答弁がなされ、多くの善意を踏みにじるような事態となりました。和歌山市の失った信頼は、実績を積み上げることでしか取り戻せません。 今後、動物愛護管理センターの体制を強化するとともに、基金を設立することで、頂いた寄附金を適切に管理、執行し、不妊・去勢手術数の増加や治療など健康管理を適切に行うことにより、保護した動物の譲渡を増やし、不幸な命を生み出さない社会の実現を目指してまいります。 人と動物が共に幸せに暮らせる社会の実現のためには、ボランティア、関係団体等との様々な協力が必要です。そのため、今後は動物愛護に関する協議会を立ち上げ、多様な御意見をいただきながら、殺処分ゼロを目指し、一匹も不幸な犬や猫を出さないよう取り組む決意でございます。 以上でございます。
○議長(
井上直樹君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっている議案2件は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 討論なしと認めます。 議案第14号、同第15号の2件を一括して採決します。 この2件は、いずれも原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
井上直樹君) 起立全員。 よって、この2件は、いずれも原案のとおり可決と決しました。
---------------
△日程第6 議案第11号から同第13号までから
△日程第26 報第3号
資金不足比率についてまで
○議長(
井上直樹君) 次に、日程第6、議案第11号から同第13号までから日程第26、報第3号、
資金不足比率についてまでの23件を一括議題とします。 ただいま議題となりました23件のうち、日程第6の3件については既に説明が終わっておりますので、この際、日程第7、認第1号から日程第26、報第3号までの20件について、当局から説明を求めます。--上西企業局長。 〔企業局長
上西人支君登壇〕
◎企業局長(
上西人支君) 令和元
年度和歌山市公営企業会計決算の認定について御説明申し上げます。 和歌山市公営企業会計決算書1ページをお開き願います。 認第1号、令和元
年度和歌山市
水道事業会計決算の認定について。 次に、61ページをお開き願います。 認第2号、令和元
年度和歌山市
工業用水道事業会計決算の認定について。 103ページをお開き願います。 認第3号、令和元
年度和歌山市
下水道事業会計決算の認定については、いずれも地方公営企業法第30条第4項の規定により、別冊のとおり
監査委員の意見をつけて認定に付すものでございます。 各事業の決算につきましては、水道事業会計では、事業収益72億2,251万970円に対し、事業費68億8,730万3,070円で、差引き3億3,520万7,900円の純利益となっています。 工業用水道事業会計では、事業収益21億5,808万2,624円に対し、事業費17億4,848万1,037円で、差引き4億960万1,587円の純利益となっています。 下水道事業会計では、事業収益121億8,191万1,219円に対し、事業費115億3,706万6,700円で、差引き6億4,484万4,519円の純利益となっています。 以上でございます。
○議長(
井上直樹君) 川嶋財政局長。 〔財政局長川嶋正起君登壇〕
◎財政局長(川嶋正起君) 令和元
年度和歌山市一般会計はじめ各特別会計歳入歳出決算に関し、認第4号から認第18号までの認定関係、決算報告書、報第2号、
健全化判断比率及び報第3号、
資金不足比率につきまして、一括して御説明申し上げます。 まず、令和元
年度和歌山市一般会計及び特別会計の決算についてでございます。 歳入におきましては、一般会計で1,624億267万8,945円、特別会計全体で960億6,957万7,732円で、全ての会計では2,584億7,225万6,677円でございます。 一般会計では、市税におきまして課税対象者の増加による個人市民税の増額、家屋の課税対象の増加による固定資産税の増額などにより、市税全体では増収となりました。 また、幼児教育・保育の無償化による地方特例交付金の増額、普通交付税と臨時財政対策債を合わせた実質的普通交付税総額の増額、市街地再開発事業費の増加等による国庫及び県支出金の増額などにより、一般会計全体で対前年度比6.1%の増加となっております。 特別会計では、卸売市場事業特別会計において、総合食品センター棟建設に伴い市債が増額となり、また、
介護保険事業特別会計において、支払基金交付金で平成30年度に生じた不足分が追加交付されたことにより増額となったことなどから、特別会計全体で対前年度比3.2%の増加となっており、全ての会計では、対前年度比5.0%の増加となっております。 歳出におきましては、一般会計で1,608億9,810万577円、特別会計で968億6,342万1,519円で、全ての会計では2,577億6,152万2,096円でございます。 一般会計では、市街地再開発事業、小中学校トイレ洋式化整備、障害者福祉サービス給付や施設型給付等による扶助費の増加などにより、一般会計全体で対前年度比6.6%の増加となっております。 特別会計では、卸売市場事業特別会計において、総合食品センター棟建設による増額、また、
介護保険事業特別会計において、訪問介護や通所介護等の居宅サービス、地域密着型サービス等の増加により保険給付費が増額となったことなどから、特別会計全体で対前年度比2.0%の増加となっており、全ての会計では、対前年度比4.8%の増額となっております。 次に、実質収支でございます。一般会計におきましては12億3,523万3,678円の黒字、特別会計全体では7億9,394万6,787円の赤字となっております。 また、令和元
年度和歌山市一般会計・特別会計決算報告書を
地方自治法第233条第5項の規定に基づき提出いたしております。これは、一般会計はじめ各特別会計の主要事業の概要及び成果について報告するものでございます。 次に、別刷りの令和元年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率報告書をお願いいたします。 1ページをお開きください。 報第2号、
健全化判断比率についてでございます。 まず、実質赤字比率につきましては、早期健全化基準11.25%、財政再生基準20%で、一般会計等の収支が黒字となりましたので、該当なしとなっております。 連結実質赤字比率につきましては、早期健全化基準16.25%、財政再生基準30%で、これも黒字となりましたので、該当なしとなっております。 実質公債費比率につきましては、早期健全化基準25%、財政再生基準35%に対して、11.3%となっております。 最後に、将来負担比率につきましては、早期健全化基準350%に対して、127.6%となっております。 次に、2ページをお開き願います。 報第3号、
資金不足比率についてでございます。令和元年度は、
土地造成事業特別会計において実質赤字額が土地収入見込額を上回ったために資金不足額が発生しておりますが、
資金不足比率は10.8%であり、経営健全化基準である20%は下回っております。 その他の各特別会計につきましては、資金不足額は発生しておりません。 以上でございます。
○議長(
井上直樹君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 質疑なしと認めます。
---------------
△
決算特別委員会の設置
○議長(
井上直樹君) ただいま議題となっている23件のうち、議案第11号から同第13号までから認第18号までの21件については、35人の委員をもって構成する
決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査に付することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。
---------------
△
決算特別委員会委員の選任
○議長(
井上直樹君) ただいま設置されました
決算特別委員会委員の選任を行います。 同委員の選任については、委員会条例第6条の規定により、お手元に配付の
決算特別委員会委員名簿のとおり35人の諸君を指名します。 この際、ただいま選任されました委員諸君に通知します。 本日閉会後、直ちに
決算特別委員会を招集しますから、議場において委員長の互選をお願いします。
---------------
△日程第27 発議第1号
地方自治法第180条による
市長専決処分事項の指定の一部改正について
○議長(
井上直樹君) 次に、日程第27、発議第1号、
地方自治法第180条による
市長専決処分事項の指定の一部改正についてを議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。中谷謙二君。--13番。 〔13番中谷謙二君登壇〕(拍手)
◆13番(中谷謙二君) ただいま上程されました発議第1号につきまして、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。 本案は、
地方自治法第180条による
市長専決処分事項の指定の一部を改正しようとするものでありまして、文案はお手元に配付のとおりであります。何とぞ、同僚各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
井上直樹君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本件は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 討論なしと認めます。 発議第1号を採決します。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は、原案のとおり可決と決しました。
---------------
△日程第28 発議第2号 防災・減災、
国土強靱化対策と
地域経済復興に向けた
社会資本整備の更なる推進を求める
意見書案
○議長(
井上直樹君) 次に、日程第28、発議第2号、防災・減災、
国土強靱化対策と
地域経済復興に向けた
社会資本整備の更なる推進を求める
意見書案を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。中谷謙二君。--13番。 〔13番中谷謙二君登壇〕(拍手)
◆13番(中谷謙二君) ただいま上程されました発議第2号につきまして、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。 本案は、防災・減災、
国土強靱化対策と
地域経済復興に向けた
社会資本整備の更なる推進を求める
意見書案でありまして、
地方自治法第99条の規定により、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、国土交通大臣、内閣官房長官、国土強靱化担当大臣及び防災担当大臣宛て意見書を提出しようとするものであります。 以下、文案を朗読して、提案理由の説明に代えさせていただきます。 防災・減災、
国土強靱化対策と
地域経済復興に向けた
社会資本整備の更なる推進を求める
意見書案。 近年、台風の大型化や集中豪雨等の影響から河川堤防の決壊や越水により大洪水など甚大な被害が各地で発生している。また、大規模な地震による甚大な被害も懸念される中、「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」の取組が最終年度を迎えるが、対策の必要な箇所はいまだ多数存在している。加えて、老朽化の進む既存の社会資本は、災害時に被災しやすいなど国土強靱化の支障となっている。 これまでの大規模な災害による被害発生のたびに長期間をかけて復旧復興を図るといった事後対策ではなく、平時から自然災害等に備えた地域づくりを進めていくことが重要である。 また、世界的に猛威を振るう
新型コロナウイルス感染症は、社会経済活動の停滞により民間需要が大幅に落ち込むなど地域経済に大きな影響を与えている。地域経済の復興は、感染症対策に万全を期しながら、早急に対応する必要があり、建設中も完成後も地域経済に広範な効果を得ることができる公共事業の推進が経済対策として重要な役割を果たすと期待されている。 ついては、防災・減災、国土強靱化に資する社会資本の着実な整備と一日も早い
地域経済復興のため、必要な公共
事業予算を安定的に確保し、浸水・土砂災害対策、地震・津波対策、さらには地域の特徴を生かしたまちづくりなどこれまで以上に推進する必要がある。 よって、国においては、地方の社会資本の老朽化対策について、予防保全への転換に向け、着実にその取組が推進できるよう特段の措置を講じるとともに、地域経済の早期復興を図るため、追加的な補正予算を編成すること、また、臨時交付金による地方負担軽減策を併せて講じることを強く要望する。 以上のとおりであります。 何とぞ同僚各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
井上直樹君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本件は、先例により、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 討論なしと認めます。 発議第2号を採決します。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は、原案のとおり可決と決しました。
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△日程第29 発議第3号 地方の意向を真に反映した
地方財政の充実・強化を求める
意見書案
○議長(
井上直樹君) 次に、日程第29、発議第3号、地方の意向を真に反映した
地方財政の充実・強化を求める
意見書案を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。中谷謙二君。--13番。 〔13番中谷謙二君登壇〕(拍手)
◆13番(中谷謙二君) ただいま上程されました発議第3号につきまして、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。 本案は、地方の意向を真に反映した
地方財政の充実・強化を求める
意見書案でありまして、
地方自治法第99条の規定により、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣及び内閣官房長官宛て意見書を提出しようとするものであります。 以下、文案を朗読して、提案理由の説明に代えさせていただきます。 地方の意向を真に反映した
地方財政の充実・強化を求める
意見書案。 世界規模で拡大している
新型コロナウイルス感染症の影響により、社会経済活動は低迷し、我が国はリーマン・ショックを上回る、戦後最大とも言うべき経済危機に直面している。 地方においても税収の大幅な減収が危惧される中、地方自治体は、
新型コロナウイルス感染症対策はもちろんのこと、医療・介護等の社会保障への対応、子育て支援策の充実、激甚化する自然災害に備えるための防災・減災対策、地域交通の維持・確保など、増大する財政需要に対し、苦しい行財政運営を余儀なくされている。 多くの地方自治体で令和3年度の財政収支見通しにおける収支不足が懸念されている中、本市も例外ではなく、住民や企業に対し、
新型コロナウイルス感染症に関連した様々な景気対策を矢継ぎ早に行ってはいるものの、緊急事態宣言解除後も地域経済の回復は感じられず、企業収益の減収や消費活動の自粛が続いていることによる地域経済の冷え込みは留まることを知らない。これらのことから、令和3年度の税収入が減少することは明白であり、地方行政の本来の目的である住民福祉の増進を維持・継続するための財源は、財政調整基金から多額の取り崩しをしてもなお、極めて厳しい財政運営が見込まれ、来年度以降の地方自治体の財政状況がひっ迫することは火を見るより明らかである。 今後も、この国難とも言える状況が続けば、地方はさらに疲弊し、地方自治体に課された役割である地域住民への安定的な行政サービスの提供、すなわち、先に述べたように
地方自治法に規定されている住民の福祉の増進を推進することにさえ、その安定した実施や質の低下が懸念されるところである。 よって、国においては、令和3年度の政府予算と
地方財政の検討に当たり、
新型コロナウイルス感染症対策への更なる行政需要を見越すとともに、地方創生への積極的な取組、医療・介護等の社会保障、施設の老朽化や防災・減災対策などの
社会資本整備をはじめとした地方自治体の行政運営に必要な財政需要については、単独事業を含め的確に
地方財政計画に反映させ、地方の安定的な財政運営に必要な地方一般財源総額を確保すること。なお、地方交付税については、引き続き、財源調整・財源保障の役割を強化するとともに、その総額を確保・充実することを要望する。 また、地方自治体が将来にわたって、引き続き住民福祉の向上などに取り組むため、継続して地域の実情に応じた対策を実施できるよう、自由度の高く弾力的な運用が可能な交付金制度の創設や従来からの交付金の拡充等の財政措置を確実に行うなど、地方の意向を真に反映した
地方財政に対する財政措置の充実・強化を強く要望する。 以上のとおりであります。 何とぞ同僚各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
井上直樹君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本件は、先例により、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 討論なしと認めます。 発議第3号を採決します。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は、原案のとおり可決と決しました。 お諮りします。 ただいま議案等が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。
---------------
△
総務委員会、
厚生委員会、
経済文教委員会、
建設企業委員会及び
議会運営委員会の閉会中の継続審査及び調査について
○議長(
井上直樹君) この際、報告します。 総務委員長、厚生委員長、経済文教委員長、建設企業委員長及び議会運営委員長から会議規則第103条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査をしたい旨の申出があります。 お諮りします。 各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 以上で本定例会の日程は全部終了しました。
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△議長の挨拶
○議長(
井上直樹君) 閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。 本定例会は、去る9月11日の開会以来、本日まで、議員各位には、諸議案の審査等に連日御精励を賜り、加えて、議会運営に当たりましても特段の御理解と御協力を賜りまして、ここに閉会の運びとなりましたことを心から厚く御礼申し上げます。 殊のほか厳しかった残暑も去り、朝夕の涼風に秋の気配を感じる季節となってまいりました。議員各位におかれましては、引き続き
決算特別委員会において慎重審査いただくことになりますが、なお一層の御自愛を賜り、市政発展と市民福祉の向上のため御活躍くださいますよう御祈念申し上げ、閉会の御挨拶といたします。 どうもありがとうございました。
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△市長の挨拶
○議長(
井上直樹君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕
◎市長(尾花正啓君) 閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。 議員の皆様におかれましては、去る9月11日の開会以来、熱心かつ慎重に御審議をいただき、誠にありがとうございます。 本定例会に提案いたしました
一般会計補正予算案をはじめ条例の改正等の諸議案につきまして御賛同いただき、厚く御礼申し上げます。 本定例会を通して議員の皆様から頂戴した御意見、御提言を踏まえながら、これからも市政運営に誠心誠意取り組んでまいりますので、なお一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 さて、
新型コロナウイルス感染症は、感染拡大防止の徹底と市民の皆様の生活や市内経済の回復の両立を図りながら、施策を進めているところです。今後のインフルエンザ流行期に備え、多数の発熱患者を地域の医療機関において適切に診療、検査を受けられる体制及び電話で相談できる体制を整備拡充することにより、さらなる感染症対策の強化を図ってまいります。 早いもので、紀の国わかやま文化祭2021の開会まで残り1年余りとなりました。本市では20を超える事業が実施される予定であり、全国から来訪される大勢の方々に和歌山市の魅力を感じていただけるよう、そして、多くの市民の皆様が活動に御参加いただくとともに、本市の文化芸術活動の振興につながるよう、しっかりと準備を進めてまいります。 連日の猛暑であった夏も終わり、一気に秋の気配が訪れていますが、今年は
新型コロナウイルス感染症に留意した生活が長期に及んでおります。議員の皆様におかれましては、健康に十分御留意の上、今後とも市政発展のため御尽力を賜りますようお願い申し上げまして、御挨拶といたします。 ありがとうございました。
○議長(
井上直樹君) これにて、令和2年9月11日招集の
和歌山市議会定例会を閉会します。 午後3時13分閉会
--------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長
井上直樹 議員 中谷謙二 議員 中尾友紀 議員 松井紀博...